キッチン・ダイニングの放置で起こりやすいトラブル

キッチン・ダイニングのトラブル

キッチン・ダイニングの大敵はコバエと水漏れ

キッチンやダイニングはリビングとあわせてオープンな空間である事が多いです。そこにもしコバエなどが出てきたら…。コバエは屋外から侵入してきて、家の中で繁殖・増殖することが多いです。空き家の侵入を防ぐためにはメッシュ(網目)の細かい網戸を取り付ける事をおすすめします。
屋内に入ってしまったコバエが産卵を阻止するためにも、定期的に見回りをしてすぐに捕獲をする必要があります。害虫駆除用殺虫スプレー・粘着式のハエとり装置などさまざまな道具で撃退しますが、その前にどこかにコバエの温床・原因となるものがあるために寄ってくるのですから、その「元」を絶たねばなりません。

コバエが来る原因としてまず挙げられるのは、油汚れがこびりついている換気扇やガスコンロです。換気扇やフィルター・五徳など、キッチン回りで外せるものは全部外し、まとめてシンクの中に入れておくべきです。洗う際は洗剤を吹きかけて5分ほど放置ておきましょう。しつこ汚れはスポンジで軽くこすりながらよくすすいでおきます。キッチンを壁で囲みカウンター部分だけを解放する対面式スタイルの場合は、料理による熱や煙・臭いが部屋に回ることをある程度防ぐ事ができますが、注意が必要です。

なにかと食材を入れる冷蔵庫と電子レンジはしっかりと汚れを落としておく必要があります。キッチンのシンク、加熱機器、冷蔵庫の3点を結ぶ導線を一般にワークトライアングルと呼びます。長すぎると移動が多くて疲れやすく、短すぎると調理スペースなどが確保できません。対面式スタイル以外に独立のキッチンといい、キッチンだけを一つの空間にまとめたところもあります。こういったキッチンは熱や臭いが他の部屋へ流れにくいので、コバエが侵入しずらい設計と言えるでしょう。

汚れがひどくなるコンロとしてIHとガスコンロの違いがあります。IHコンロは空気が汚れにくく、調理中も部屋の温度が上がりにくくて、フラットな表面が掃除もしやすいです。火が出ないため小さい子供がいる家庭でも安心というメリットがあります。当然コバエの温床となる汚れもつきにくいです。ガスコンロは使い慣れているので利用しやすいのですが、使用中は部屋が暑くなりますし、子供達や高齢者には危ないです。何より汚れが付きやすく洗浄が大変です。

通常家の床は、お風呂場の床と違ってきちんとした防水加工がされていない事が多いです。そのため床の水漏れを放置していると、床だけでなく壁までもが腐食して変色や悪臭・カビの原因になります。台所や洗面台の水漏れを空き家にする際は一度一通りチェックして下さい。水がしたたっている床は当然腐っていくのですが、問題は表面上水が染み込んでいるのがわからない場合です。表面上は塗れていなくても、内側の腐食がひどくなるとシロアリが発生し、柱を食い荒らしてしまいます。水漏れによる腐食を放置していると修理が必要になり、賃貸の場合だと管理者から損害賠償を請求されることもあります。定期的なメンテナンスで水漏れを発見したらすぐに修理するか、床にある水を綺麗に拭き取るようにしましょう。

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