中古物件の選び方について
中古物件は新築より2～3割は安いといわれており、住みたい地域が限定されている人、ある程度以上の広さが必要な人には魅力的な選択肢だという事を念頭に置きましょう。ですので検討している方は絶対にいらっしゃいます。築20年を越えると一般にその価格はほぼ査定ゼロになります。しかし基礎や構造に問題が無ければ内装や設備だけリフォームして家を美しく出来るものです。完璧なイメージにこだわらない人は賢い購入方法になりますので、チャンスはあります。
その物件を見つけたらそのまま住むのか、リフォームをするのかを検討しますが、基礎などに問題があり安心して住めないと判断された場合は構造部分も含めた大規模なリフォームが必要になるので、他に比較している中古物件があった場合天秤に掛けられると選ばれない場合もあります。しかしリフォーム費用が新築費用と同等程度だったり、住むには適さない物件の場合は建て替えも視野に入れられますからあきらめる必要はありません。
中古物件を検討する際は売主が手放す理由を必ず確認しますので、転勤や広い家への買い替えなどであれば問題はまずありません。ただし、近隣環境に問題があったり建て替えができない再建築不可物件だとまずいので、そのあたりは前もって注意が必要です。中古マンションの場合は管理規約などでリフォーム部位が制限されているので確認される項目です。これも前もって把握しておく必要があります。
付帯物リストは出しておきましょう
中古物件の査定額は土地と建物のみが対象となり、外構や庭、エアコン、照明器具、キッチン・バスなどの住宅設備は含まれません。こうしたものは「付帯物」と呼ばれており、通常は物件とともに買主へ引き渡します。のちのちのトラブルを避ける為にこの付帯物リストは提出しましょう。
中古物件のメリットとデメリットを把握しておきましょう
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 新築に比べて割安 | 築年数が経過しているので建物の老朽化が進んでいる |
| 住みたい地域に限定して探せる | 住宅設備や内装が最新のものではない |
| 新築よりも比較的広い家であることが多い | 傷や汚れがある |
| 実物をみてチェックが出来る | 増改築や建て替えができない場合あり |
| 取得後すぐに住む事ができる | 公庫融資や税金面で新築に比べると不利 |
| 付帯設備が無償でついてくる場合が多い | 売主が手放した本当の理由が住んでからわかる |
